院長コラム

【詩織院長監修】再生医療の可能性~筋肉・美容クリニックで実現できること~

再生医療とは、採取培養した細胞を様々な方法で移植し、目的臓器の活性化を行う高度医療です。
実は、身体の不調改善や美容の分野でも、再生医療の技術を活用することで、患者様の笑顔につながっています。
医学的アプローチで理想の肉体実現をサポートする筋肉・美容クリニックが「再生医療の可能性」についてお話します。

 

1.筋肉美容クリニックの考える再生医療

筋肉・美容クリニックでは、「再生医療は予防医学そのもの」と考えています。
私達の目指す「予防医学」とは、未病の状態から健康な身体を取り戻すことであり、「時を戻す医学」といえます。

再生医療とは、生きた細胞組織を体内に取り込み、自己再生能力を活性化させる医療のことです。
例えば、体内から採取した細胞を人工的に培養し移植すると、損傷した臓器や組織が再生され、失われた人体機能を回復させることができます。
用語だけ聞いていると日常とほど遠く感じられますが、実は、身近な医療にも取り入れやすい技術です。
 

2.筋肉美容クリニックで行える再生医療

 

脂肪由来間葉系幹細胞移植
ヒト自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた慢性疼痛 緩和治療
計画番号 PB3220100

肌 幹細胞(線維芽細胞移植)
自家培養真皮線維芽細胞を用いた皮膚再生治療
計画番号 PB3220061

NaturalKiller細胞強化療法
ヒト自己活性化NK細胞による免疫細胞療法
計画番号 PC3210161

PRP療法(美肌)
自己多血小板血漿(PRP)を用いた老化した皮膚(しみ、しわ、たるみ、にきび跡)の再生療法
計画番号 PC3210162

PRP療法(育毛)
自己多血小板血漿(PRP)を用いた薄毛治療
計画番号 PC3210164

<再生医療関連治療>

幹細胞培養上清液

NMN(サーチュイン遺伝子7、ニコチンモノヌクレオチド)

筋肉・美容クリニックは、厚生労働省へ届出を行い認可受理されています。
 

2.再生医療の魅力

再生医療の最大の魅力は、採取培養した細胞は 培養する過程で活性化することで、投与の段階では既に「現在の自分の年齢より若い」細胞を移植できるということです。また、移植された細胞は移植後 体内で生き続けるため、再生した時点の体の状態が長期間に亘り維持されるということです。

例えば、46歳で移植し、実年齢46歳 より 8歳若い 38歳時と同等に時を戻せたとします。
幹細胞が多く存在することで、1年後 普通に年をとる方は 46歳→47歳 になっているのに対し、再生医療を受けた方は1年分未満しか加齢しないため、38→38.5歳相当と考えられます。

一方、当院でも採用している一般治療の『高濃度ビタミン注射』『白玉点滴』『デトックス注射』などは、今ある状態をより良い状態で保つことには効果を発揮しますが、持続性はなく、止めてしまうと投与していない状態に戻ってしまいます。それぞれに免疫力を高めるなどの効果はありますが、組織が若返るわけではありません。結果的に、定期的に投与し続ける必要があります。
 

3.再生医療の問題点

続いて、再生医療の問題点と考えていることをお話します。
普及が進んでいない現実には、2つの理由があると感じます。

[1]高額な医療費負担

『再生医療』は、保険医療対象外、いわゆる自費診療です。
例えば 自費診療の 肌 線維芽細胞移植 は1回14万円〜 です
もしも これが保険診療であれば自己負担はその3割となり 4万2,000円となります。
そのため、皆保険の日本では 自費診療は イコール高額医療 と感じる方が多いでしょう。

[2]将来のリスク

新しい治療方法ということもあり、将来の感染症リスクへの対策が講じられている施術があります。
例えば、一例として 再生医療周辺治療としてよく知られている『幹細胞培養上清液』の投与を行うと、日本赤十字社を通じての献血(血液の提供)ができません。これは、「特定生物由来製品」の安全性確保措置として取り決められている、国のルールです。動物に由来するものを原料や材料とした医薬品を「生物由来製品」と呼び、その中でもヒトの血液や組織を利用し製造されるものを特に「特定生物由来製品」と呼びます。プラセンタ治療などと同様ヒト由来の細胞を使う『幹細胞培養上清液』は、「特定生物由来製品」にあたるため、医師の製品説明義務が定められています。「特定生物由来製品」での治療経験者から他者へ輸血し、万が一未知の感染症を広げることにならないよう、日本赤十字社では献血を回避しています。尚、現在までに幹細胞培養上清液での感染症の報告例はなく、数日内の針刺入部の痛み、腫脹、内出血以外に副作用も報告がありません。
「特定生物由来製品」のルールは遵守しますが、『幹細胞培養上清液』自体は安全な医療といえます。

筋肉・美容クリニックは、再生医療は、正しい理解を持って取り入れる限りメリットが大きく、今後の可能性も大きな医療分野だと考えてます。

 

4.まとめ ~美容と再生医療~

再生医療は「美容」に直結すると考えています。
美容では、「時間を戻したい」「体を活性化させたい」と望む声がやみません。
「時を戻す」という再生医療の考え方そのものが、まさに「美容」だと感じます。

未知の治療法に懐疑的になる意見もありますが、自費診療の負担から、データのためだけに毎回検査を行う方は少なく、現在の治療では主観的な評価項目が多く結果がわかりづらく、根拠の数値化が難しい現実があります。

しかし、私達は、実際に効果を感じ、笑顔になっている患者様を目の当たりにしています。
長く原因不明の手足のしびれに悩まれていた方は、症状が改善され、姿勢も表情も美しくなりました。

筋肉・美容クリニックでは、様々な医療技術を用いて、「美容」「健康」をサポートしています。まずは、自身の「美容」への効果的なアプローチ方法をご相談ください
 

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