院長コラム

【詩織医師監修】線維芽細胞とは?療法や細胞を増やす食べ物など肌細胞と再生医療まとめ

「線維芽(せんいが)細胞」という言葉を聞いたことはありますか。
幹細胞の力で真皮の本来の力を引き出し、時間を巻き戻して 若々しい肌を再生させる美容医療法がここ数年注目されるようになりました。アンチエイジングの根本的かつ究極の治療です。

・歳を重ねた肌に若さを取り戻したい
・シワやたるみなど肌に悩みがあり、健康的に美しくなりたい
・ヒアルロン酸注入やボトックス注射よりも、自然な若返り方法を知りたい
・自分の細胞や血液を活用する再生療法に興味がある
・他家ではなく自家で安全な治療を選択したい
・線維芽細胞療法がどういうものか、メリットやデメリットが知りたい
・線維芽細胞を増やす食べ物、活性化する方法が知りたい

そう考えているあなたにおすすめです。
美肌のためにできるセルフケアもご紹介しています。気になる方は最後までご覧ください。

 

老けない秘密~線維芽細胞で「若々しい肌」を形成~

はじめに「線維芽細胞」とはどのような細胞かをご紹介します。

◾肌の美容成分を生成する細胞

線維芽細胞は、若々しい肌を保つための重要な役割を担う細胞です。
若々しい肌は、皮膚の中間層にある「真皮(しんぴ)」の構造バランスが保たれています。
真皮を構成する「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」の3つの美容成分を生み出す働きをしているのが「線維芽細胞(真皮線維芽細胞)」です。いわゆる、肌の幹細胞です。
「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」が充実している肌は、張り・弾力・潤いがキープされています。

・コラーゲン:真皮内の6割を占める、網目状に張り巡らされたタンパク質。肌の張りを保つ。
・エラスチン:コラーゲン同士をつなぎ止める役割を担うタンパク質。肌の弾力を保つ。
・ヒアルロン酸:コラーゲンとエラスチンの間を埋める成分。肌の保水力を保つ。

赤ちゃんのような若い肌では、線維芽細胞が活発に働き、3つの美容成分をどんどん生み出します。
そのため、張り・弾力・潤いの整った美肌が保たれるのです。

◾肌の劣化は線維芽細胞の減少が原因

年齢を重ねると、肌の輝きが失われていくことも、線維芽細胞と関係しています。
残念なことに、線維芽細胞は20代をピークに減少することがわかっています。
さらに、線維芽細胞の数は、加齢だけではなく、様々な要因に影響を受けます。

・乾燥
・紫外線
・ストレス
・レーザー治療
・煙草

これらの影響から線維芽細胞が減少し、代謝スピードが落ちると、真皮の構造が崩れ、しわやたるみとなって現れます。
線維芽細胞の働きを維持することこそ、若々しい肌を保つカギといえます。

 

先進の再生医療「 線維芽細胞療法」とは

自分自身の線維芽細胞を培養で増やし再び肌に注入することで美肌に戻す方法を、線維芽細胞療法と呼びます。
筋肉・美容クリニックの線維芽細胞療法プランをご紹介します。

◾自家培養真皮線維芽細胞を用いた皮膚再生治療

紫外線や外的刺激にあまりさらされることのない耳の後ろから皮膚を米粒大程度 のごく少量採取し、ご自身の血液を原料にした自家血清を用いて、培養を行います。
5週間後以降、培養された細胞を真皮内に移植することで、再び肌は「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」をふんだんに生み出し、本来備えていた肌の機能が回復されます。治療により、皮膚のたるみ・はりの低下・しわなどの老化現象を改善できます。
この治療は 加齢による皮膚の変化のみならず、アトピー性皮膚炎や、ステロイド長期連用による 真皮萎縮の治療も可能です。
価格は14万円〜と、決して安価ではありませんが、医学的根拠に基づいた安全かつ根本的な治療方法です。

※当院では、線維芽細胞以外にも、再生医療の技術を用いた様々な治療をご用意しています。→再生医療一覧はこちら

◾肌の再生医療のメリット

再生医療には、3つの大きなメリットがあります。

①根拠のある安全性

他家由来、動物由来の血清を使わず、自分自身の細胞なので、アレルギーなどの副作用の心配が最小限におさえられます。

②効果の持続性

一般的な美容整形治療(ヒアルロン酸注入、ビタミン注射など)は、1週間〜数ヶ月と、時間経過と共に消耗されてしまうため効果が一次的で、短期間でくり返し継続投与が必要です。
再生医療では、ある程度の治療期間は必要ですが 巻き戻された時間の分は若返りが持続します。治療の選択によっては5年以上の効果ご実感の持続が見込めます。

③時を戻す医療

再生医療は「時を戻す」医学です。
身体に本来備わっている美しさを回復させ、未病の状態から健康を取り戻すことであり、一過的に外見を整える目的の美容整形とは似て非なるものと捉えています。
細胞の力で、自然で健康的な若返りを叶えます。
※関連コラム『【医師監修】再生医療の可能性~筋肉・美容クリニックで実現できること~』

 

セルフで活性化!線維芽細胞を食べ物で増やす方法

線維芽細胞は、自分自身の細胞なので、食べるものや生活習慣で活性化を促すこともできます。
治療のように効果が確約されるものではありませんが、肌の仕組みを知った上で、食生活を考えてみましょう。

◾線維芽細胞を食べ物で増やす方法

女性ホルモンである「エストロゲン」は食べ物の栄養素で活性化を促すことが可能とされています。
例えば

・大豆に含まれるポリフェノール「イソフラボン」
・キャベツに含まれるミネラル「ボロン」

これらは「エストロゲン」の活性化に作用し、線維芽細胞に働きかける機能があります。
また、「コラーゲン」を含む食べ物を摂取することで、消化され、線維芽細胞の働きを助ける研究結果も出ています。
ただし、コラーゲンを多く含む肉類は、高カロリー高脂質になりやすい傾向があるため、注意が必要です。

◾食べ物以外で線維芽細胞を活性化させるには

線維芽細胞をはじめ、自身の細胞を活性化させる基本は、規則正しい生活と健康的な食事です。
充分な睡眠・休息、タンパク質を意識したバランスの良い食事を摂りましょう。
ストレスの多い毎日を過ごされる方も多いと思いますが、1日に1回でも大きく笑ってみることも自律神経を整えて細胞を活性化させることに繋がります。
また、スキンケアによって、乾燥・紫外線から肌を守り、線維芽細胞のダメージを防ぐことも有効です。

 

健康的に美しくなるなら「筋美メソッド」

再生医療の技術は、美容目的だけでなく、様々な場面で役立てられています。
機能が低下した臓器や組織を回復させることも可能です。
例えば、幹細胞培養上清液の注射によって 筋肉の増量 神経筋反射の促進 が促され、効率的に最短で筋肉をきたえることが出来ます。
また、同じ幹細胞培養上清液の注射で、歯髄由来のものであれば 全身の痛みの改善や、認知機能の改善、脂肪由来のものであれば、男性機能の改善 なども見込めます。
病気になってから治すためだけに医療技術を使う必要はありません。
美しく健康に過ごすために『医療の力で身体づくりをお手伝いする』ことが、筋肉・美容クリニックの使命です。

筋肉・美容クリニックでは、医療技術を活用し、様々なプランを用意しています。
痩身やボディメイクをご希望で、「健康的に美しくなりたいが、何から始めて良いのかわからない」という方には、『筋美メソッド』をおすすめしています。
また、健康診断で軽い異常があってまだ治療は必要ないと言われている人にも最適です。
筋美メソッドでは、はじめにDNA検査と各種採血項目の検査 を行い、詳細に身体を分析することから、スタートします。さらに、高性能体組成計インボディで部位毎の筋肉・骨格・内臓脂肪・皮下脂肪のバランスや、体の細胞や骨の状態を測り、現在の身体の状態を把握します。

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