院長コラム

エラスチンで弾む美肌に!医療で取り戻す摂取方法

エラスチンは、肌の弾力やハリを維持する重要な役割を果たしている美容成分です。若々しい美しさに欠かせませんが、食べ物やサプリメントからの摂取が難しいことは、意外と知られていません。

この記事では、エラスチンの役割や肌への効果、肌内部のエラスチンを増やす方法について、医療美容エキスパート 詩織院長が解説します。
正しい知識でエラスチンを増やし、弾む肌を手に入れませんか。

エラスチンとは?肌のハリを保つ重要成分


エラスチンとは、体内にある線維性のたんぱく質です。コラーゲンと並んで、肌のハリと弾力を保つ重要な役割を担います。
はじめに、エラスチンとは何か、その役割を正しく理解しておきましょう。

コラーゲンだけでは肌のハリを保てない

美しい肌に欠かせないコラーゲンは、実は、エラスチンによって支えられています。

コラーゲンは、引っ張る力に強く伸び縮みしない「膠原線維(こうげんせんい)」です。一方、エラスチンはしなやかで伸縮性がある「弾性線維(だんせいせんい)」で、コラーゲンを束ねる役割を担っています。
皮膚の内部で、強さのあるコラーゲンが表皮層をしっかりと支えながら、エラスチンが皮膚を引っ張る力に対して弾力的に反応し、伸びたり縮んだりする柔軟な肌を形成しています。

コラーゲンとエラスチンがどちらも充分に肌にあることで初めて、ハリと弾力のある肌が維持でき、若々しい見た目を保つことができるのです。

エラスチンは加齢と共に減少していく

エラスチンとコラーゲンの違いのひとつは、エラスチンは20代をピークに生成が止まってしまう点です。

コラーゲンとエラスチンは、どちらも肌の幹細胞である繊維芽細胞の中で生成されます。コラーゲンは線維芽細胞がある限り継続的に生成されますが、エラスチンは青年期までに1度作られた後はほとんど生成されません。
そのため、18〜25歳頃をピークにエラスチンの量は減少します。加齢と共に肌が弾力を失っていくのはこのためです。
30代以降も肌の美容成分を維持するには、エラスチンの減少を防がなくてはなりません。

エラスチンを摂取する方法

加齢と共に細胞での生成が止まってしまうエラスチンは、食べ物などからの効率的な摂取は大変難しいです。少しであれば食事やサプリメントからも摂取可能ですが、これはあくまでも「エラスチンが含まれている」程度と捉えた方が良いでしょう。

[1]動物性たんぱく質
体内で弾力を必要とする臓器周辺はエラスチンが多く、牛すじや鳥の軟骨といった食材には、エラスチンが比較的多く含まれます。
ただし、多く摂取しようとするとカロリーや脂質の取り過ぎになります。日々の食事に適度に取り入れ、バランスの良い食事を心がけることが健康な肌を維持するコツです。

[2]サプリメントで摂取する
エラスチンやコラーゲンを摂取できるサプリメントもあります。
食材摂取よりは効率的であるものの、エラスチンの機能を維持したまま体内に吸収できているかは、はっきりと解明されていないことに注意してください。

なお、エラスチン配合を謳う化粧品もありますが、皮膚から塗布して浸透させるのは不可能とされています。 化粧品では肌の保湿力が維持できるため、繊維芽細胞の減少を食い止める手段と認識してください。

エラスチンの減少を遅らせる方法

体内で増やすことが難しいのであれば、18〜25歳までに蓄えたエラスチンを減らさない努力が必要です。減少を遅らせる方法のひとつが「紫外線からの自己防御」です。

紫外線を避ける
エラスチンの減少の要因は加齢だけではありません。紫外線はエラスチンの減少に大きく関わっています。紫外線によって体内の分解酵素の働きが強くなってしまうと、エラスチンの減少を加速させます。
通年で紫外線による肌のダメージを避けましょう。特に4〜9月は日中UVを塗り直すなど重点的な対策をおすすめします。

再生医療でエラスチンを増やす


食べ物などからは摂取することが難しいエラスチンも、医療技術で増やす方法があります。それが「再生医療」です。
再生医療とは、人から採取した細胞を人工的に培養してから損傷部位に移植する医療技術のこと。正常な働きができなくなった身体組織に対して生きた細胞でアプローチできるため、これまで治療法のなかった難しい症状の解決策として注目されています。
この章では、再生医療で美しく健康な身体を取り戻す技術と、当院の取り組みを紹介します。

エラスチン増やす唯一の方法「再生医療」

加齢と共に減少してしまうエラスチンを、確実に増やせる唯一の方法が「再生医療」です。
具体的には、当院で提供している「肌幹細胞治療(線維芽細胞移植)」がそれにあたります。

肌幹細胞治療は、ご自身の耳の裏から米粒大の皮膚を採取し培養することで、自分自身の線維芽細胞を生まれ変わらせながら増やし、再び肌に注入する治療法です。生まれ変わった細胞を直接肌に注射するため、エラスチンやコラーゲンを再び生成できる肌を取り戻せます。
本来備えていた肌の機能が回復され、皮膚のたるみ・はりの低下・しわなどの老化現象を改善できます。加齢による肌悩みだけでなく、アトピー性皮膚炎や、ステロイド長期連用などによる真皮萎縮症の治療にも役立っています。

治療方法の詳細は、下記のコラムもご覧ください。
【詩織医師監修】線維芽細胞とは?療法や細胞を増やす食べ物など肌細胞と再生医療まとめ

筋肉美容クリニックの再生医療への取り組み

筋肉・美容クリニックでは、エラスチンを増やす肌幹細胞治療のみならず、再生医療技術を活用した幅広いメニューを提供しています。
その理由は、再生医療が身体の悩みを根本から解決できる方法だからです。

例えば、ご自身の脂肪細胞を採取し 培養で増やした間葉系幹細胞を再び体内に戻す「脂肪由来幹細胞治療(ASC)」では、肌の美容成分の生成に加え、神経や血管の再生、肌のみならず身体の免疫機能の回復も可能です。
神経・血管の再生により肌自体が生まれ変わる効果があり、ダメージを受けにくいバリア機能の高い皮膚へ導きます。

他方、ヒアルロン酸注射などは、手軽に受けることが出来るメリットはあるものの 効果は一時的で、根本的に健康な肌に戻るわけではないため繰り返し治療を受ける必要があります。

関連コラム
【詩織院長監修】脂肪由来幹細胞治療とは?「時を戻す」最新の再生医療を解説

再生医療は、まさに「時を戻す」医学です。身体に本来備わっている美しさを回復させ、健康的な若返りを叶えませんか?

まとめ


エラスチンは、コラーゲンだけでは維持できないハリや弾力のある美肌に欠かせないタンパク質です。

しかし、青年期以降加齢と共に減少してしまいます。紫外線対策などで減少を防ぐことができるものの、効率的に経口摂取する方法がありません。

唯一、エラスチンを増やす有効な手段が「再生医療」です。

筋肉・美容クリニックでは、若々しい肌を取り戻す豊富な再生医療メニューを提供しています。
筋肉・美容クリニックの再生医療メニューは こちら

いずれも、厚生労働省へ届出を行い認可受理されたクリニックだけができる、高度医療技術です。
「若々しい肌を取り戻したい」
「何をやっても改善しない肌症状に悩んでいる」

そうお考えの方は、再生医療技術に解決のヒントがあるかもしれません。
ご興味のある方は、一度ご相談にお越しください。
肌の悩みに合わせ、再生医療認定医が丁寧にカウンセリングいたします。

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