〜 自家培養 真皮線維芽細胞を用いた皮膚再生治療 〜
是非詩織院長のコラム「線維芽細胞とは?療法や細胞を増やす食べ物など肌細胞と再生医療まとめ」もご覧下さい
肌の再生医療は 老化の進行を抑えることができる唯一の治療方法です。
皮膚のたるみ・はりの低下・しわ などの老化現象 は改善できます。
加齢による経年変化と紫外線暴露で真皮が萎縮することで、皮膚は強度や弾力性を失います。
皮膚幹細胞治療(※リスクと副作用:注入部位の疼痛・皮下出血、アナフィラキシーショック等)では、減少してしまった真皮の細胞(真皮線維芽細胞)を培養し、移植補充することで、失われてしまった皮膚の輝きを取り戻します。
アトピー性皮膚炎や、ステロイド長期連用による 真皮は萎縮も治療の対象です。
患者様ご本人の耳介後部(左右 は任意)から皮膚を少量採取させて頂き、ご自身の血液を原料にして自家血清を得たのち細胞加工施設にて培養を行います。
他家由来の血清はもちろん、牛胎児血清(FBS)などの動物由来血清も一切用いることはありません。
クリーンに培養された細胞を、患者様の真皮内に移植することで、根拠のある効果を得ることができます。
皮膚は人体で最大の臓器であり、機械的・化学的な刺激はもとより、放射線や紫外線といっ た目に見えない有害物資への暴露から私達の体を保護しています。
皮膚は、強靭な強度と弾力性を持つ「真皮」と、その真皮をカバーする極めて薄い膜、すなわち「表皮」から構成されています。
例えば、自動車にとって内部の乗務員を守るための堅牢な鉄板に相当するものが「真皮」であり、その鉄板を、錆びや腐食から守る塗装が「表皮」と考えるとわかりやすいです。
皮膚の幹細胞「自家培養真皮線維芽細胞を用いた皮膚再生治療」(以下、「本治療」という)は、各種真皮萎縮症を根本から治療する唯一無二の方法です。
真皮萎縮症は、日々の紫外線暴露(光老化)や、加齢などの経年変化のみならず、アトピー性皮膚炎やステロイドの長期連用でもおこります。強度や弾力性を失った皮膚が本治療の対象です。
例えば、骨粗鬆症は、加齢などの経年変化で骨細胞が減少して骨内部の萎縮が起こる病態ですが、同じく真皮萎縮症の病態は、真皮を構成する細胞の減少に起因した真皮の萎縮であるため、本治療は減少してしまった真皮の細胞(真皮線維芽細胞)を体外で培養し、細胞の減少してしまった真皮内に移植補充する再生医療です。
本治療は失った皮膚の機能の回復を行う再生医療でもあります。
機能の回復を目的とせず、もっぱら整容目的のみに外見の形成を行う美容整形と本再生医療は明らかに異なり、加齢や疾病により失ってしまった機能(本来は備えていた機能)の回復・修復を目的とした最新の治療方法です。
