院長コラム

【田中詩織院長コラム】ダーマペンの若返り効果とは?メリット&デメリット解説

永年美容医療の分野で基礎的な肌メンテナンスとして注目を集め続けている ダーマペン施術。様々な肌トラブルの治療に効果があります。
しかし、本当に効果があるの?デメリットは?など不安に感じる方も多いようです。

本記事では、
・ダーマペンの効果
・施術のメリットとデメリット
・推奨される施術回数
・効果を実感できるまでの期間

について、田中詩織院長監修のもと、詳しく解説します。
肌の根本的な若返りを目指す方、様々な肌トラブルでお悩みの方に、有益な情報をまとめました。

ダーマペンの効果とは?

ダーマペンは、肌の再生力を活性化させ、様々な肌トラブルを改善させる効果があります。はじめに、ダーマペンの仕組みと、改善が期待できる肌症状を知っておきましょう。

ダーマペンはなぜ効果がある?仕組みを解説

ダーマペンが効果を発揮できる最大の理由は、肌が本来持つ治癒力を活性させる仕組みにあります。
ダーマペンの極細針で肌に微細な穴が開けられると、肌の奥の「線維芽細胞」を刺激します。
線維芽細胞は、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった潤い成分の生成を担う細胞。刺激を受けた線維芽細胞はあけられた穴を修復しようとし、その過程で肌本来の潤い成分生成が促進されるのです。
もともとコラーゲンやエラスチンは、肌のハリや弾力を維持するために常に体内で生成されています。しかし、加齢や紫外線ダメージによって生成は鈍化します。
この肌本来のターンオーバーを刺激によって促進し、若々しい印象の肌へと導くのがダーマペンの仕組みです。
さらに、改善したい肌症状に合わせた薬液を注入できる点も利点のひとつ。活性化された肌細胞が美容成分浸透を助ける働きをすることから、相乗効果が期待できます。

ダーマペン施術で効果を期待できる肌改善内容

ダーマペン施術では、以下のような肌悩みに対して効果を発揮します。
・乾燥
・シワ
・ニキビ症状
・ニキビ跡
・クレーター
・毛穴の黒ずみ
・毛穴の広がり
・くすみ
・総合的な若返り
幅広い症状にアプローチでき、肌全体の若返りが期待できるのがダーマペンの特徴です。

ダーマペン施術のメリットとデメリット

ダーマペン施術には、様々なメリットとデメリットがあります。
ここでは、3つのメリットと1つのデメリットを紹介します。

メリット:幅広いパーツに施術できる

顔の細かいパーツから体まで部位にさまざまなパーツに施術できることも特徴のひとつです。
ダーマペンは、名前の通りペンの形状で、先端の複数本の針で施術します。
おかおのみならず、年齢が気になりがちな首 さらに妊娠線の傷跡のような体パーツの治療にも施術可能です。

メリット:肌悩みに合わせた導入液を選べる

個人に合わせた最適な導入液を選択できる点もダーマペンのメリットです。さまざまな美容成分を肌の深部まで浸透させます。
たとえば、軽い乾燥やしわが気になる方にはヒアルロン酸、皮膚の清浄化が必要なニキビ肌にはプラセンタ、毛穴の黒ずみや広がりが気になるならPRX-T33コラーゲンピール、深いクレーターや総合的なアンチエイジングにはPRPと肌状態や悩みに応じてカスタマイズが可能です。

メリット:再生医療との相性が良い

再生医療の治療でも、ダーマペンは活躍しています。たとえば筋肉美容クリニックでは、PRP(自己多血小板血漿療法)でダーマペン施術をしています。
PRPは、患者様ご本人の血液を採取させて頂き、クリーンベンチ内で精製した血小板を、ダーマペンで細かい穴を開けた肌に直接塗布し、成長因子組織を浸透させ皮膚の線維芽細胞をブースト活性する再生療法です。
肌の深い層にアプローチできる特徴から、ダーマペンは再生医療の施術にも効果的に活用できる施術機器です。
なお、PRPは厚生労働大臣認定の第三種再生医療を取得したクリニックのみで行える再生医療です。当院では再生医療の専門知識に精通した、再生医療認定医のしおり院長のもと、公式の認定を取得し、安心して施術を受けていただける“PRP”を提供しています。
詳しくは、下記の記事でも紹介しています。

参考コラム:【田中詩織院長監修】再生医療の可能性~筋肉・美容クリニックで実現できること~
https://www.muscle-beauty.clinic/column/column07/

デメリット:根本治療には繰り返し施術が必要となる

ダーマペン施術のあと、肌のキメが整ったような肌質の変化は、1回治療した後でも感じられます。しかし、症状が根本的に改善した、治ったと感じるまでには、何度か施術を繰り返す必要があります。ダーマペンによる形態変化には施術を重ねることが必要です。

デメリット:ダーマペンが合わない方がいる

ダーマペン施術では、皮膚の創傷治癒能力を要します。
そもそもとして、その再生能力の低い方には不適な施術で、逆効果となることも考えられます。
また、ダーマペン治療の前に 脱毛や細胞移植 保険による皮膚治療を先行した方が良い方もいらっしゃいます。
自己免疫疾患をお持ちの方、抗血小板薬を内服中の方、ケロイド体質の方など、ダーマペン治療を受けることがリスクになる方もいらっしゃいます。
これらはダーマペンに精通した医師に診断を受けることで回避できます。

ダーマペンのよくある疑問

続いて、ダーマペン施術を検討する方によくご質問いただく3つの内容に回答します。

推奨される施術回数は?

ダーマペンの推奨される施術回数は、肌の状態や改善したい症状によって異なります。
・乾燥/シワ/ニキビ症状など :3〜5回
・ニキビ跡の修復/妊娠線など :8〜10回
・根本的な肌質改善:10回以上
・軽い乾燥:1回
・乾燥:3回
・小じわ:3〜6回
・毛穴の引き締め:3〜6回
・ニキビ症状:3〜6回
・ニキビ跡の修復:8〜10回
・根本的な肌質改善:10回以上
・妊娠線:10〜20回

症状の程度によっても、適切な施術回数が異なるため、専門性の高い当院医師にご相談ください。
施術の間隔は、肌の回復を待って4週間あけることを推奨しています。ただし、個人差もあり、短い間隔で施術を繰り返すと肌に負担がかかる可能性がある場合医師と相談しながら適切な間隔を決めることが大切です。

効果を実感できるまでの期間は?

ダーマペンの効果を実感できるまでの期間は、症状によって差があります。
肌のキメが整うといった短期的な変化は、3-7日程度で実感される患者さまが多いです。
一方、ニキビ症状 や 毛穴詰まり、や根本的な肌質改善など複数回施術が推奨される症状の場合、最初の数回は肌の深いところでの修復にとどまり表面上目に見える大きな変化がないこともあります。ただ、しっかりと信頼して頂き繰り返し施術を行うことで、数か月後に なりたいお肌を手に入れていただけます。

やめたらもとの肌に戻る?

ダーマペン施術で改善したお肌は、やめた後も効果は肌に残り、完全にもとの肌に戻るわけではありません。ダーマペンは肌の再生力を活性化させる治療法なので、一度改善された肌の状態を維持できます。
たとえば、ニキビ跡のクレーターや妊娠線といった症状は、しっかり根本改善ができたなら、継続治療を止めてもまたクレーターや妊娠線が再燃発生してしまうというものではありません。
ただし、再度肌のターンオーバーが乱れると、新たに別の肌トラブルをきたすことが考えられます。治療を終えた後も、日々のスキンケアや心身の健康維持が重要です。

まとめ

ダーマペンは、肌本来の再生力を活性化させ、様々な肌トラブルを改善させる効果があります。乾燥やシワ、ニキビ跡、毛穴の開き、お肌の加齢現象などに根本からアプローチでき、再生医療で活用できる点も大きなメリットです。

効果を最大限に引き出すためには、お肌に合った治療法やその回数 やダーマペンを含めた複数施術の組み合わせなど、総合的な初期診断が欠かせません。

私たち筋肉美容クリニックでは、経験の豊富な専門医が丁寧に患者様のお悩みをお伺いし、個々人様に合わせた最適な改善プランを提案しています。

是非 ご相談下さい。

ダーマペンでの美容施術内容は、こちらのページからもご覧頂けます。

診療内容:ダーマペン

当院の強みである再生医療への特化を軸に、ダーマペンの根本的な若返り効果を期待されている方には、当院の 皮膚線維芽細胞移植や、PRP(自己多血小板血漿療法)、エクソソーム治療などがおすすめです。詳しくは、下記の記事でも紹介しています。

参考 院長コラム
再生医療の可能性~筋肉・美容クリニックで実現できること~
線維芽細胞とは?実際の施術や細胞を増やす食べ物など肌細胞と再生医療まとめ
エクソソーム治療で細胞から若返る方法を専門医が解説

 

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